英国(連合王国)が欧州連合(EU)から合意なく離脱する可能性が高そうに見えるが、実際に離脱するのかは不明。
離脱した場合の影響を自分なりに考えてみた。
・経済の障壁を取り除くため、経済共同体への参加や自由貿易協定を締結してきたが、障壁が復活することになる
・ヒト・モノ・カネの流れに制約がかかる。
→今までEUとの往来は自由だったが、出入国審査、通関手続き、関税障壁などが発生。
→EUとの貿易で関税の税率が高くなる。
・連合王国から資金が流出する。
・資金流出により、ポンド安となる可能性がある。
・高関税とポンド安の影響で、輸入品が値上がり。
・連合王国からの輸出はEUの関税が高くなり、競争力が低下し、企業の利益を圧迫。
・ポンド安と高関税で物価が高騰した場合、中央銀行は利上げせざるを得ない。
・景気対策として公共投資を行う場合、為替がポンド高となり、投資効果を打ち消す(クラウディングアウト)。
・最悪の場合、景気悪化と物価高のスタグフレーションとなる恐れがある。
経済共同体からの離脱は今までなかった、ある意味では実験に近いが、連合王国はそれを回避できるか、来週の動きに注目したい。
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