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2018年7月29日日曜日

台風が本州の東から西へ横断

台風が本州を横断する場合、偏西風の影響を受け、通常は西から東へ進む。
しかし、台風12号は 東から西に横断している。

猛暑をもたらした2つの高気圧(太平洋高気圧チベット高気圧)と偏西風に原因がある。

日本付近を覆っていた太平洋高気圧が東に後退。

日本の北を流れる偏西風が蛇行し、一部が分離して南下してできた低気圧、「寒冷渦(かんれいうず)」が紀伊半島南方沖に入り込んだ。

台風は寒冷渦による反時計回りの空気に巻き込まれながら、太平洋高気圧の縁に沿って、北上。

日本の北側のチベット高気圧に進路を妨げられると、 寒冷渦の流れに沿って、本州の東から西へ横断。

猛暑の次は、東から西へ進む台風、異常気象のオンパレードだ。

<参考記事>
「台風12号、本州を西へ横断か こんな経路は初めて(ハフポスト)」

「台風第12号について(7月27日14時)」(気象庁)

「台風12号、東から西に横断 異例のコース」(日経新聞)

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