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2018年3月18日日曜日

コマツ小山工場・栃木工場を見学(後編)

コマツ小山工場栃木工場見学会の質疑応答は以下のとおり(だったと思う)。


Q1.補給部品のマザー工場が港や空港から近いところでなく、なぜ小山にあるのか?

部品を作っているのは大阪粟津・小山の3箇所。海外への輸送にはひたちなか・東京・横浜の港までは2~3時間で行けるので、デメリットはないと考えている。

Q2.小山工場ではエンジンを作っているが、燃料が化石燃料から電気になる可能性はあるのか?

小型エンジンでは燃料が電気のものもあるが、10~15リットル以上の中型エンジンでは、電気では化石燃料ほどエネルギー密度が高くないので、バッテリーがネックになっている。

Q3.TPPへの対応はいかが?

関税が下がるかどうかの確認はしているが、具体的にはまだ対応していない。

Q4.株主優待・長期保有のミニチュアはいらない。配当にすべき。

ご意見として承った。

Q5.小山工場と栃木工場は(敷地は隣り合っている)一体なのになぜ名称が別々なのか?

小山工場は小松でエンジンを作ってきた。栃木工場は小松フォークリフトが起源で、車体の開発・生産を行っており、役割が異なっている。

Q6.コムトラックス (KOMTRAX)が建設機械に標準装備されているが、コムトラックスに投資してPAYしているのか?

例えば、グーグルなどは地図などのアプリケーションソフトを無料で配布している。コマツはコムトラックスをユーザーに使っていただいているが、現在はコムトラックスを進化させようと模索しているところ。

Q7.事業所内託児所(コマツキッズおやま)を設置されていることはいいことだと思う。コマツ全体には広がっていくのか?

コマツ全体でやっていきたい。

Q8.正規職員・非正規職員はどれくらいか?

小山工場と栃木工場の正規職員はあわせて約4000人で、期間社員が200名、他にパートがいる。期間社員から正規職員の登用を毎年行っている。

Q9.鉱山機械の自動化を手掛けているが、ユーザーは使いこなせていないのではないか?市場は広がるのか?

ICTブルドーザーを使って、整地を楽にしても、土を運ぶトラックがなくボトルネックになっているという事例があった。コマツから人を派遣して問題解決する、スマートコンストラクションというプラットフォームで顧客の役に立つようにしている。

Q10.関東補給センタの最新のものを見せてほしかった。

現在、プロジェクトが進行中で今回の見学ではお見せすることができなかった。リードタイムを10日以内にすることを目標にしているが、国内への補給はヤマト運輸と連携して翌朝までに補給できるようにしようとしているところ。

Q11.原料のの輸入先はどこか?

鉄は国内の高炉メーカー新日鉄住金JFEスチールなど)から調達している。原料の鉄を加工した製品を中国から輸入しているものもある。

以上

コマツおよびコマツ小山工場・栃木工場の皆様、当日はどうもありがとうございました。

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